UIデザイナーが涙する。Figmaで「コンポーネント化」できるイラストレーターが重宝される理由
「アプリのオンボーディング画面用にイラストを頼んだら、背景が統合された1枚のPNG画像で納品された…」
「ABテストのためにキャラクターの『腕の角度』だけを変えたいのに、またイチから発注し直さないといけない…」
WebアプリやSaaSのUIデザインにおいて、FigmaやAdobe XDなどのデザインツールが主流となった現在。
UIデザイナーがイラストレーターに求めているのは、単なる「綺麗な一枚絵」ではありません。
開発のスピードを落とさず、UIの変更に柔軟に追従できる「コンポーネント(部品)として扱えるイラストデータ」を作れるクリエイターが、今デザインの現場で渇望されています。
1. ラスター画像(PNG)の限界と「パーツ分け」の重要性
通常のイラストレーターは、完成した絵を1枚の画像(ラスターデータ)として書き出して納品します。
しかし、これではUI上で「スマホを持っている手だけを消したい」「背景の装飾だけ位置をずらしたい」といった微調整が一切できません。 Webの現場を理解しているクリエイターは、最初から「頭」「胴体」「腕」「背景のオブジェクト」をすべて論理的にレイヤー分けした状態で、ベクターデータ(SVG等)として構築・納品します。
2. Figmaの「バリアント」に組み込める拡張性の高さ

パーツが分かれたベクターデータであれば、UIデザイナーはFigma上でイラストを「コンポーネント」として登録できます。
例えば、ユーザーがエラーを出した画面では「困ったポーズ」、タスクを完了した画面では「喜ぶポーズ」など、エンジニアやデザイナー自身が状況に合わせてイラストのパーツを瞬時に組み替えられるようになります。
これにより、開発のイテレーション(改善サイクル)が爆発的に加速します。
3. プロダクトの「デザインシステム」へのシームレスな統合
優れたWebプロダクトには、色や線の太さを厳密に定めた「デザインシステム」が存在します。
Webに強いイラストレーターは、このルールを読み解き、UIのメインカラーやベースの線の太さ(ストローク幅)を正確に計算した上で作画を行います。
そのため、外部から買ってきたような違和感がなく、
最初からプロダクトの一部として存在していたかのようにシームレスに馴染みます。
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