スマホでイラストが潰れる?レスポンシブ配置の落とし穴
「LP(ランディングページ)のファーストビューに、AIで生成した横長の壮大なイラストをドーンと配置しよう!」 「文字もAIに入れてもらったから、この一枚絵をそのままコーダーに渡せばOK!」
PCの大きなモニターで見るAIイラストは、細部まで描き込まれていて非常に魅力的です。
しかし、この「PCできれいに見える1枚の横長イラスト」をそのままレスポンシブWebデザイン(スマホ対応)のサイトに配置してしまうと、
「スマホで見たら小さすぎて何が描いてあるかわからない」
「画像に埋め込まれたキャッチコピーが潰れて読めない」
という、ユーザー体験(UX)を損なう致命的な問題が発生します。
今回は、マルチデバイス時代の「構図」と「要素の分離」の落とし穴について解説します。
罠1:「アスペクト比(縦横比)」の失敗(スマホで豆粒になる)

最大の失敗は、PC(横長)とスマホ(縦長)の画面比率の違いを無視することです。
AIで生成した16:9などの横長イラストをスマホ画面に収めようとすると、横幅に合わせて極端に縮小されます。
結果として、表情や商品のディテールがまったく見えなくなり、ユーザーに伝えたい魅力が半減してしまいます。
逆に、縦幅に合わせて画像をトリミングすると、今度はキャラクターの顔や重要な要素が画面外に見切れてしまいます。
罠2:「画像への文字埋め込み」の失敗(文字が潰れる・SEOに効かない)
AIツールを使って画像の中に直接「キャンペーン実施中!」などの文字(タイポグラフィ)を描き込んでしまうケースも危険です。 画像が縮小されれば当然文字も縮小され、スマホでは潰れて読めなくなります。
さらに、検索エンジン(Google)は画像内の文字を正確に読み取れないため、SEOの観点からも大きなマイナスとなります。
プロによる「マルチデバイス対応のレイアウト再構築」 現代のWebサイトは、アクセスの7〜8割がスマートフォンからです。 プロのデザイナーは、「PCでどう見えるか」ではなく「スマホでどう機能するか」を計算してイラストデータを構築します。
- 背景・キャラ・文字の「レイヤー分割」 AIが出力した「1枚の平べったい画像」から、メインのキャラクター、背景の装飾、文字などの要素を切り離し、個別の透過素材として再構築します。
これにより、スマホ表示の際には「キャラクターを大きく配置し、背景はCSSで敷く」といった柔軟なコーディングが可能になります。 - スマホ・PCそれぞれの「最適化トリミング」 同じ素材を使いながらも、PC用では空間を活かした横長の構図に、スマホ用ではキャラクターの表情にフォーカスした縦長の構図になるよう、レスポンシブを前提とした2パターンの配置(アートボード)を設計して納品します。
- 文字のWebフォント(テキスト化)を前提とした余白設計 キャッチコピーは画像に埋め込まず、コーダーがHTML/CSS(Webフォント)で重ねて打ち込めるように「文字を置くための美しい余白」を計算してイラストを調整します。これにより、どんな画面サイズでも文字がくっきりと読みやすく、SEOにも強いサイトになります。
スマホでも魅力を100%伝える、機能的なイラスト設計を ターゲットユーザーに情報が伝わらなければ、
どんなに美麗なイラストも意味がありません。
「AIでいい絵は出たけれど、これをPCでもスマホでもバッチリ映える、Webデザインに組み込みやすいデータにしてほしい!」
そんなマーケター様・Webデザイナー様は、「INOHARU DESIGN LAB」にご相談ください!
DTPからWebまでUI/UXを熟知したプロが、コーダーが喜ぶレイヤー構造と、
どのデバイスでも見栄えする完璧なレスポンシブ対応データへと仕上げて納品いたします。